2017年5月入社
2023年6月より関西学院大学へ出向中
Y.S.
仕事内容について
私は2023年6月より関西学院大学社会学部に出向※しており、現在は入試業務、学生関連業務、広報業務を行っております。
当社に入社したきっかけは、「学ぶこと」に関わる仕事に就きたいと思ったことです。前職の法律事務所から、教育業界に転向した理由は、自分自身が学ぶことが好きということがあります。特に大学での学びは、とても楽しかった思い出です。
社会人になってから大学が提供しているプログラムや趣味の習い事など、年齢に関係なく学ぶ機会はたくさんあることに気が付き、そうした機会を提供している当社に興味をもちました。早稲田大学アカデミックソリューション(WAS)は、1つの大学だけでなく国内のさまざまな大学の教育や研究支援を業務としていることに加えて、社会人や幼児教育なども幅広く行っているということを知り、ここであれば私のやりたいことができるのではと思ったことが入社した理由です。
※ 出向期間は、おおむね2年としています。
入社後に配属されたのは、社会連携企画部のエクステンションセンターチームです。2017年の入社から出向直前まで約6年間、早稲田大学の生涯教育を提供する支援業務として、受講生対応や経理といったバックオフィス業務、データ整理、業務効率化などに従事しました。
エクステンションセンターチームで働くなかで気が付いたのは、学ぶ機会を提供するにはその土台作り、基礎体力作りが重要であるということです。私が行っていた業務は、まさにその土台にあたる部分でした。当時の上司には「担当のバックオフィス業務は、地味な仕事が多いが、安定した仕事を維持しなくてはいけない。その状態を保つ労力は表に見えづらいけれど、無くてはならない重要な業務だ」と教えていただきました。表に見えやすい、学ぶ機会の創出や受講プログラムの企画はもちろん大切ですが、そこには土台が必要だと、身をもって感じられた6年間だったと思います。
関西学院大学への出向の打診をいただいたとき、私は迷わず「希望します」と返答しました。
出向に前向きになれたのは、以前当社に出向してこられていた同大学の人事部の方とお話をする機会があり「もし出向できる機会があれば、絶対にやってみた方がいい」「外の世界を見るというのは大切なことだし、東京以外で勤務することで、環境や文化の違いにも気が付けるから」とアドバイスをいただいていたからです。そのときは、私に出向の機会は当分先のことだと思っていたので、6か月後に打診をいただいたときは本当に驚きました。そのアドバイスを下さった方は、2024年4月から私が所属するところの事務長になられて、今は私の上司です。
出向して感じたのは、大学によって事務所の雰囲気が違うということです。出向先では職員のみなさんも学生さんも穏やかだということです。それは大学の緑豊かな環境や、そもそもの文化が影響しているのかも知れません。出向初日からランチに誘ってくださり、「わからないことは何でも質問して」と声をかけていただき、とても温かく接していただきました。そのような声がけだけではなく、色々な業務にどんどん携わらせてくださったことにも感謝しております。
仕事に関しては、大学職員として働くことで、専任職員の方々の視点を経験できたことが、私にとっては大きな学びです。専任職員としての立場になって、今あるものを大学と日本の教育を含めて、どう未来に繋げていくかを考えなければならないのだなと感じました。そうした各大学の専任職員のみなさまの視点を忘れずに、自社に戻ってからも仕事をしたいと思っています。
今後の展望
出向先の職員のみなさんは、本当に温かい方ばかりで、仕事でもたくさん助けていただきました。そうしたお世話になっている方に、何か恩返しができればと思っています。私個人ではできないことも、会社としてお役に立てることがあるかもしれません。こちらにいる間に、ひとつでもお返しできればと思っています。そして、株式会社早稲田大学アカデミックソリューション(WAS)という社名を1人でも多くの方に記憶していただければよいなと考えています。最近は「WASってどういう会社なの?」と聞いてくださる方が増えて、とても嬉しく思います。私が東京に戻ったあとも、当社についてみなさんに覚えていていただきたいですね。
また、今後この出向の経験を、会社に還元したいと思っています。目標は、出向先の大学だけではなく、他の関西の大学と、大学内の業務で繋がりがもてるようになることです。そのためにも、残りの出向期間を精一杯やり遂げたいと思います。
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