社員紹介INTERVIEW

会社を人と人が支え合える場所に

2014年6月入社
大学業務支援部
人事支援チーム
A.F.

入社の動機と仕事内容

WASは専門性を活かしつつ、仕事の幅を広げられる場所

私は早稲田大学の給与計算や勤怠管理といった、人事関係の基幹システムを保守運用する業務に携わっています。入社から約7年間はIT推進部に所属し、現在の部署に異動して3年目になりました。前職ではシステムエンジニア(SE)として約10年勤務しており、保険会社のシステム開発などを行った経験があります。結婚を機に前職を退職し、システムのエンドユーザーに寄り添いながら業務を進められる仕事を求めて当社に入社しました。アカデミックな環境への憧れもありましたし、働き方が自分に合っていると思ったのも入社の決め手です。現在は業務の他に社内の学習コミュニティを運営しています。

社内学習コミュニティ

業務効率化のための学習コミュニティを立ち上げ

学習コミュニティでは、Microsoft社のPower Automateというツールを活用し、業務効率化についてメンバー同士で学び合っています。現在参加者は20名ほどになりました。
Power Automateを用いることで、プログラミング言語を使用しなくても業務を自動化させる仕組みが作れます。つまり、非IT職の方でも自分仕様の業務自動化プログラムを作成できるということです。とはいえ、非IT職の方にとってはハードルが高い部分もあります。そこで学習コミュニティでは、Power Automateの具体的な活用事例などを交えながら、実務への活用を重視した活動を行うことにしました。問題をクリアするとバッチがもらえる段位認定制度を設けるなど、学習の継続に繋がる工夫も行っています。
私が学習コミュニティをつくったきっかけは異動です。IT推進部に所属していたときから、所属や担当業務、役職といった立場を超えて、人と人が支え合える仕組みがあればと考えていました。実業務担当者に並走して協力できる環境への異動を機に、温めていたアイデアを実行に移しました。実際に現場で見た実務業務には、書類の提出について督促メールを送ったり、Excelの情報を別のファイルに転記したりするといった事務作業が多数ありました。これらの業務はツールを使って自動化でき、他の業務に割ける時間を増やすことが可能です。その自動化の方法や活用のアイデアを多くの人と分かち合い、「自分でできるようになりたい」と思ってもらいたいと考え、最初はチーム内に向けての情報発信から始めました。次第に他チームに伝わり、現在は部門を超えて全社に広がっています。

一緒に成長し合える仲間の存在

参加メンバーの支えなしには活動を続けられなかった

Power Automateの情報発信を始めたころは悩むこともありました。チーム内といえども、異動したばかりで声を挙げること自体に勇気が必要でした。また、発信内容が会社やチームに歓迎されないかも知れないという怖さもあったと思います。昼休憩に毎日行っていた10分間のライブ配信では、ネタがなくなるのと比例するように視聴数が減っていき、辛い思いもありました。それでも継続できたのは、応援してくれる上司や同僚がいたからに他なりません。上司からはいつも私を励ます言葉をもらい、先輩は実際に業務の自動化に率先して取り組む背中を見せてくれ、わからないことは「わからない」と声を挙げて後輩である私に質問をしてくれました。他にも「続けてほしい」と声をかけてくれる同僚や、私の想いに共感を示すことで協力してくれる人がいて、そうした方々の支えがあって今も続けられています。また、新たに「部活制度」※を作り支援してくださった役員の後押しも非常に大きなことです。
これらの取組について、この夏に「模範行動」として社内表彰の対象に選ばれました。こうして会社としてバックアップしてくれるのは本当にありがたいことだと思います。

※ 知識の向上や業務効率化、高付加価値化のためのソフトウェアや会議費など社員活動に対する奨励金制度
(参照:https://was.recruitsite.net/system/187

会社の魅力

会社を人と人が支え合える場所に

私がコミュニティ活動を通じて目指す方向は、会社がもっと「いい場所」になることです。「いい場所」というのは、失敗を恐れず挑戦できる環境だと私は思います。そして、その環境づくりの下支えになるのがコミュニティ活動だと思うのです。
私が立ち上げた学習コミュニティは、Power Automateによる業務効率化が創設のきっかけではありますが、現在は部門を超えた社内の繋がりが生まれるサードプレイスのような場所になっています。メンバーは互いに学び合うことを楽しんでいて、今では私が講師となることも少なくなりました。コミュニティが、所属部門にとらわれない、学びという共通の目的を通して人と人が繋がり合える場所、仲間が寄り添う心の拠りどころになることで、各人の挑戦を後押しできるのではと思います。そして、今度はコミュニティのメンバーがそれぞれの職場でも新たな心の拠りどころをつくるような行動をしてくれることが理想です。こうした人の行動の積み重ねによって、会社が純粋に人にとって「いい場所」になれると思っています。

今後の展望

枠にとらわれないチャレンジングな仕事がしたい

今後挑戦してみたいことは、会社に属しながらも、会社の枠にとらわれない社内での活動です。具体的なことはまだありませんが、新しいことへのチャレンジは続けていきます。学習コミュニティについては、Power Automateの活用にこだわるつもりはありません。他のツールを活用した業務効率化も、みんなで学習できればと思います。そして、このコミュニティ活動が会社のカルチャーのひとつになり、いろいろな人がコミュニティをつくったり、参加したりできるように発展していくことが理想です。
早稲田大学アカデミックソリューションは、前例にとらわれない業務変革を歓迎する職場環境があり、社員の挑戦したい意欲を応援してくれる会社です!

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